泌尿器科
- 夜間何度も排尿に起きる。
- 尿が近い。
- 排尿に勢いがない。
- 残尿感がある。
- 排尿が終わるまで時間がかかる。
- 排間に合わず、尿漏れがする。
以上のような自覚症状がある場合、排尿障害の恐れがあります。
原因として主に以下の場合が考えられます。
前立腺肥大症 (ぜんりつせんひだいしょう)
排尿障害の最も多い原因です。前立腺は膀胱の下にあり、膀胱からでた尿道を取り囲んでいます。この前立腺が加齢に伴い肥大することにより尿道が圧迫され(機械的閉塞)たり、前立腺平滑筋が緊張して過剰に尿道を締め付けている状態(機能的閉塞)です。
神経因性膀胱 (しんけいいんせいぼうこう)
膀胱と尿道を支配する神経がうまくコントロールできない状態です。男性だけでなく女性にも起こりうる疾患です。基礎疾患として脳・脊髄などの神経系疾患、糖尿病などがあります。
前立腺癌 (ぜんりつせんがん)
近年増加傾向のある疾患です。初期には、ほとんど自覚症状はありませんが、進行すると排尿障害がでてきます。放置すると全身に進展するので、早期の精査が必要です。前立腺肥大とは別のものですが、前立腺肥大症と合併することがあるので、癌を否定するためにも、排尿障害時の早期の精査は重要になります。